那須シニアカレッジ 面白数学講座 12/8
那須シニアカレッジ 面白数学講座
この日、面白数学で教えてもらったのは、
数の種類
実数とか整数、虚数という数の分類。
英語だと rational number、irrational number。
分母・分子が整数の分数で表せられるか、そうじゃないか?
英語だとその通り「比」で表すことのできる数。
−1,0.4,2/4、10/3などが有理数
分母・分子が整数の分数で表せないのがirrational number。
円周率や√ ̄2。
先生が言うには、はじめ漢字にした人の誤訳かもしれない。
rationalという単語には合理的なという意味もある。
無理に比という漢字を使うと有比数というようになるが、これは漢字的にありか?
もっと深い考えがあって、有理数という漢字を選んだのかもしれない。
でも有比数の方が私にはわかり易い。
ここから別の話になる。
この有理数、無理数という漢字は中国、韓国でも使用しているらしい。
西洋文化は明治時代に日本で漢字に翻訳されてアジアに伝わったので、これは無理からぬこと?
しかし、今の日本にはアジアの国が自分の国に取り入れたいと思うような漢字言葉を生み出す能力を無くしてしまった。
大学の教員でも専門用語を海外から持ってくるときはそのままカタカナがほとんど。
明治時代のようになんとか漢字にしようという気が無いというか、漢字の素養が無い。
だったら、同じ漢字圏の中国にたよったらどうか?
例えば、カーテンは中文で窗帘、簡体字だとわかりにくいが、窓簾。
これだったらどう発音したらいいかわからんが、意味はわかる。
漢字はPC・携帯電話が普及した今、書けなくても使える拡張頭脳になっている。
昔の話で恐縮だし、今では学名も変わっているそうだが、Pithecanthropusは英語話者だと、古代ギリシャ語を知らないと意味がすぐにはわからないが、猿人なら何を言わんとしているかは日本の小学生ならわかる。
今日本にあるカタカナ日本語をかなりの部分、漢字日本語に直すことができれば、日本人の理解力は少なからず上がると思う。
なんとかならないだろうか?