老いの僥倖-ぎょうこう- 曽野綾子 定年後の準備をしない人は「能なし」である。
図書館で、曽野綾子の「老いの僥倖」と「孤独の特権」を借りてきた。
2つとも曽野綾子の名言集のような感じの本。
著者の知人は、定年後時間を決めてどこかへ行かねばならない、ということだけはしない。と決めているそうである。
音楽会もパーティーも。その代わりいつ行っても自由に遊べる、ということだけしている。
町をぶらつくこと。展覧会で絵を見ること。垣根の刈り込み。川の源流を探索すること。料理。習字。木彫。陶芸。いずれも今日しなくても明日できる。
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私は近所をぶらつく。自然調査会に参加して植物の名前を教えてもらう。
探鳥会に参加して、鳥の名前を教えてもらう。
料理教室・菓子教室にかよって作ってみる。
時間は決まっているが、事前に連絡すれば私が行かなくても、だれも困らない。
飲み会も、人と話せるいい機会なので、なるべく出かける。もちろん私が行かなくてもだれもちっとも困らない。
英語だとLuckyと表現することを、日本語ではよく、幸せと表現していることが多い。
今の私は幸せではないが、幸運である。