txicの日記

那須野が原でひまつぶし

NHK高校講座 ベーシック国語「文学史〜金子みすゞ」

この日は金田一先生が出演せず。

カレンちゃんが山口県仙崎でロケ。

「今日は本当にいい天---で冬とは思えないほどいい天気で寒いんです」

と一発目のボケをかますが、後は特にぼけなし。

詩の理解を深めるため作者のことを知る。

 

この日の詩

こころ

お母さまは大人で大きいけれど、

お母さまの

おこころはちひさい。

 

だって、お母さまはいひました。

ちひさい私でいっぱいだって。

 

私は子供で

ちひさいけれど、

ちひさい私の

こころは大きい。

 

だって、大きいお母さまで、

まだいっぱいにならないで、

いろんなことをおもふから。

 

 金子みすゞのお墓がある寺に、この詩が彫ってある石碑がある。

 

「私と小鳥と鈴と」、「こだまでしょうか」はNHKの「にほんごであそぼ」でさんざん聞いている。

「大漁」も読んだことがあるが、この詩は初めて聞いた。

 

ピーナッツのルーシーの言葉で

Then, that means that there must be one day above all others in each life that is the happiest, right?

ってことは、一番幸せな一日がどの人生にもあるってことよね? (適当翻訳)

ていう言葉がある。

金子みすゞにもきっとその生涯で一番幸せな日々があって、その時に書いたであろう詩を、誰かが選んでこの石碑に彫ったのかな???

 

金子みすゞの生没年、1903−1930

中原中也、1907−1937

宮沢賢治、1896−1933

きんさん、1892−2000

ぎんさん、1892−2001

磯野波平の生まれ年、1895年、明治28年